南大東島を効率よく巡りたい人におすすめなのが、ガイド付き1泊2日モデルコースです。この記事では、実際に体験したツアーをベースに、到着から観光スポット、食事、島の見どころまでを時系列で紹介します。初めての方でも安心できる移動方法や、旅を快適にする準備のコツもまとめています。
所要:1泊2日/移動:ガイド付きプラン/難易度:★☆☆(歩き少なめ)
こんな人に:島の全体像を効率よく掴みたい/初めての南大東島/絶景やご当地グルメを外したくない
当日のながれ(概要)
- 7:00すぎ 那覇空港着 → 7:55 那覇出発 → 8:55 南大東島 着
- 到着口で宿の送迎&ガイドさんと合流 → そのまま観光スタート
ポイント:私たちは空港からそのまま観光へ出発、宿の方がそのままガイドしてくれました。天候次第で変わることもありますので、気になる方は フライト時刻と送迎段取りを事前確認 がおすすめです。
国標

1885年、南北大東が正式に日本領として公表され、大東諸島の最初の公式渡航の記録に国標が建立されました。到着時は曇天で遠景に北大東がうっすら。昔は南北間に飛行機の短距離便がありましたが現在は就航終了。南大東から北大東へはフェリーで渡航可能です。
海軍棒プール

岩をくり抜いた天然プール。潮位で深さが変わり、水が入れ替わるので透明感が心地いい。翌日天気が良かったので泳いでみるとすぐそこにはカラフルな魚たちが。天然プールならではですね。

なんのモニュメントかわかりますか?
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正解はザトウクジラ。時期(おそらく1月から2月)になるとここからクジラが見えるそうです。東屋があり朝日の名所としても知られています。詳しくは スポット特集:海軍棒プール へ。
日の丸展望台

標高約60m。島全体が見渡せる展望台。外周が高く中央が凹む「お椀型」地形が一望でき、一面のサトウキビ畑が印象的。詳しい紹介は 『風のマジム』ゆかりのスポット特集:日の丸展望台 で。

周辺には戦時中の防空壕跡も。
亀池港


島の南にある港。島内には他に3つの漁港があり、南大東漁港が開港するまではこの亀池港がよく利用されていました。ここでは特徴的な加倒式風力発電が見られます。
ふるさと文化センター

島の歴史と暮らしを体感できる資料館。入口には第三代琉球列島高等弁務官ポール・W・キャラウェイの石碑。南大東の土地所有権確立に尽力し、島民にとって“恩人”とされています。

資料館に入ると古い郵便ポストが飾られていました。最近は郵便ポストも少なくなりました。そのほかにも昔の島の暮らしがわかる道具などが展示されていました。
シュガートレイン

かつて島内のサトウキビを運んだシュガートレイン。ふるさと文化センターのそばに保存展示。少し錆がひどいですが、一見の価値ありです。隣のふるさと文化センターではシュガートレインが走っていた頃の動画も見ることができます。スポット紹介は ゆかりのスポット特集 へ。
塩屋海岸プール

荒々しい岩岸に抱かれた海岸プール。滑りやすいのでマリンシューズや長靴推奨。地元の方は、当日のお天気や風向きを見てどこで泳ぐか決めているそう。
キャンプ場(南大東開拓百周年記念碑)

西港近くのフロンティアパークに、大東島開拓の祖「玉置半右衛門」の像。平成12年1月23日に開催された「開拓百周年記念式典」に合わせて建立されました。記念式典には秋篠宮殿下、秋篠宮妃殿下もご臨席され、島をあげてお祝いしたそうです。キャンプ施設はややワイルドなので、キャンプ初心者には難しめの印象でした。
夕日の広場

地元の方が夕景を楽しむ場所だったことから、いつしか「夕日の広場」と呼ばれるようになったそうです。私たちは残念ながら見ることができませんでした。真っ青な海に沈む夕日を見たかったです。
ランチ:大東寿司&大東そば(いちごいちえ)

手打ちの自家製麺はもちもちで、甘めのすっきりスープ。大東寿司は漬けにしたサワラやマグロで、想像より軽やか。店内は地元の方で賑やかでした。関連:食・グルメ記事一覧